クレヨンしんちゃんは子供に見せるべきだ!クレしんを愛してやまない5歳児の母親の主張

クレヨンしんは見せるべき? しんちゃん
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子供が4歳になったころ、ママ友に「子供がクレヨンしんちゃんを見たいと言ってるんだけど、見せるべきかな?」と相談されました。

相談された私は、中学を卒業するまで、毎週欠かさずしんちゃんを見て、マンガも集めるほどのしんちゃん好きでした。

対してそのママさんは、しんちゃんを禁止されて育っているので、今まで1度もクレヨンしんちゃんを見たことがありません。

そんな彼女に私は、次のように伝えました。

  • 私は見せるべきだと思って見せている
  • 自分で1度見てみて、見せるかどうか判断すべき

私はしんちゃんが大好きだけども、万人受けしないことを理解しています。

ただ、「下品なことを真似されたら困るから」という理由で見せないのは、少しもったいないかな、と思っています。

なぜ私がクレヨンしんちゃんを見せるべきだと考えるのか、しんちゃんから学んで欲しいことなどもお伝えしているので、良かったら最後までお付き合いください。

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クレヨンしんちゃんは子供に見せるべき

クレヨンしんちゃんを子供に見せるべきか、見せないべきかは、各家庭の方針によって違います。

しんちゃんを見せたくない多くの方の意見は、「しんちゃんが下品で、真似されたら困るから」ではないでしょうか。

我が家の場合、私はしんちゃんを見て育っていますし、夫はしんちゃんよりも下品な『おぼっちゃまくん』を見て育っています。

夫婦共々、いわゆる『下品なアニメ』を見て大人になりましたが、公共の場でおしりを出すようなこともありませんし、敬語も使えます。

夫婦共に「見せても、見せなくても、そこまで大きな影響はない」と思っているので、子供が4歳になった頃にしんちゃんを見せてみました。

中学卒業以降、しんちゃんを見ていなかったのですが、久しぶりに見たら、お下品さがマイルドになっていてとても驚きました。

私が見ていた頃より表現がマイルドに

私が見ていた頃は、

  • 1話に1度はしんちゃんが「ケツだけ星人、ブリブリ~」とおしりを出していた
  • 股間にゾウさんを書いて「ぞーさん、ぞーさん」と歌っていた
  • 「ケツがおマン!ぷっぷす~」とズボンを被って、顔でおしりを表現していました

ですが、それがなくなっていたんです。

他にも、しんちゃんの母親のみさえや、父親のひろしのことを、名前で呼び捨てにして怒られる描写もあったのですが、それも最近は見かけません

あと、みさえがしんちゃんを叱るときに、昔はよくげんこつを落としたりしんちゃんの頬をつねったりグリグリ攻撃をしたりお尻が真っ赤になるまで叩いたりしていました。

これも最近は、描写が少なくなって、手を出さないで叱ることが増えてきたと感じました。

とは言え、真似されたら困る

表現がマイルドになったとは言え、ケツだけ星人は、まだします。

おしりではなく、ズボンのままなんですけどね。

あと、みさえのことを「妖怪ケチケチおばば」や「妖怪ひるねおばば」と言って、怒らせることもしばしば。

他にも、お友達に『ネネちゃん』という女の子がいるのですが、この子のマネをされても困ります。

イラッとすると、ウサギのぬいぐるみを出して、殴るんですから。

実際に、私の子供も、しんちゃんのマネをしたことがあります。
「ブリブリ~」って言って、ズボンをぬいで、おしりをフリフリしていました。

しんちゃんが自分のお母さんのことを「みさえ」と名前で呼んでいたので、私のことを1週間くらい呼び捨てしていたこともあります。

夫が私を名前で呼んでいるので、その真似をしていただけかもしれませんが。

それでも、私が選んだのは、子供からしんちゃんを取り上げるのではなく、その都度注意していく姿勢です。

見せないじゃなくて、注意の仕方が大切

なんでそこまでされて、見せるんだ?と疑問に思われるかもしれません。

見せなければ、マネされることもないし、叱る回数も、労力も減るじゃないかと。

確かにそうなのですが、見せなければ、本当に全てが丸く治まるのでしょうか

「見ちゃだめ」と言われると見たくなる

私にも経験があるのですが、「○○しちゃだめ」と言われると、したくなっちゃうんですよね。

小学1年生の頃、家が厳しくて、色々と見られるアニメを規制されている友達がいました。
クレヨンしんちゃんも、その中にもちろん入っていたのですが、親に内緒で見ていました。

それこそ、私の家に遊びに来た時、録画したビデオを一緒に見て、ゲラゲラ笑ったりもしました。

その子が言っていたことで、今でも覚えていることがあります。

「お母さんが、しんちゃんを下品だから見ちゃダメっていうけど、私のこと何だと思ってるんだろう。あんなこと私がマネするって本気で思ってるなら悲しいな。」

後から聞いた話ですが、その子のお母さんは、下品なことをマネされては困る、と思って見せていなかったそうです。

ちなみに、その子が隠れてしんちゃんを見ていたことは、今でも知られていないです。

「下品だから見せない」はもったいない

しんちゃんを見せていないママ友に、何で見せていないのか理由を聞いてみると、

  • お尻とか出すから、子供がマネしたら困る
  • しんちゃんの言葉遣いをマネされたくない
  • 面白がってマネされるとイヤ
  • ブリブリとか、ぞーさんとか、下品だから見せたくない

でした。

確かにしんちゃんは下品です。
言動も5歳児だとは思えません。

でも、親が監視していられるうちに、しんちゃんを反面教師にして、したらいけないこと、家族や友達が不快に思うことなどを教えてあげられますよね。

生理的に受け付けなかったり、子供の性格上、見せたら大変なことになるのが目に見えている場合は別ですが、「子供が真似するかもしれない」で見せないのは少しもったいないです。

それに、しんちゃんの真似をして育って欲しいところもあるんですよ。

しんちゃんから学んで欲しいこと5選

私が思う、しんちゃんから学んでほしいことが5つあります。

どのエピソードでそう思ったのか、また関連している映画も紹介していますので、良かったらチェックしてみてください。

ちなみに、アマゾンプライムメンバーだと、無料で過去のエピソードや、映画が見られますよ。

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おバカだけど心がスーパーエリート

しんちゃんを見習って欲しいところ1つ目は、人を許す力です。

中でもしんちゃんすごいな、と思ったエピソードが、『オラの心はエリートだゾ』。
しんちゃんのお友達の、エリート社会人を目指して、進学塾に通う、風間くんとのお話です。

塾の友達と帰っていた風間くんのところに、お手製のうんちのコスチュームを着たしんちゃんがやってきて、「サッカーしよう」と誘います。

しんちゃんと友達だと思われたくない風間くんは、「ただのクラスメイトで、友達じゃない」と冷たくあしらい、家に帰ってしまいます。

翌日、塾のテスト中にお腹が痛くなり、風間くんに災難が降りかかるのですが、それを救ったのが、しんちゃんとしんちゃんのママでした。

風間くんは、しんちゃんに、「昨日はごめん。明日サッカーしよう」と謝るのですが、その時のしんちゃんの返しがイケメン過ぎて、びっくりしました。

私がしんちゃんだったら、心が折れて、しばらく風間くんとは遊ばないと思いますが、しんちゃんのように、広い心でお友達と接することができたら、大切な人とギスギスしなくてステキだなと感じました。

ちなみに、2021年7月に公開した映画、『謎メキ!花の天カス学園』で読まれる、風間くんの手紙の元となった話と言われています。


映画クレヨンしんちゃん 謎メキ! 花の天カス学園 [DVD]

友達を大切にしているところ

しんちゃんには、風間くん以外にも、仲のいい友達があと3人います。

ネネちゃん、ボーちゃん、マサオくんというのですが、しんちゃんと風間くんを含めた5人で『かすかべ防衛隊』という、春日部を守る活動をしています。

さて、その中の1人、マサオくんが、内気で弱虫なのですが、彼とのお話で、しんちゃんの優しいところがにじみ出ているエピソードがあるんです。

『友情のリレーだゾ』で、マサオくんが、なぜかリレーのアンカーになり、途中で転んでしまいます。
トップを走っていたしんちゃんは、ゴールから引き返して、マサオくんの元に向かって、一緒にゴールします。

ちなみに、このまさおくん、臆病で、弱虫で、泣き虫なのですが、『覚醒』することがあるんです。

先ほど紹介した『謎メキ!花の天カス学園』でも覚醒しますが、『嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズ』での変わりぶりも最高でした。


映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ 夕陽のカスカベボーイズ

いじめが起こらない

マサオくんは、よく言えば「いじられキャラ」、悪く言えば「いじめの対象」にされやすいです。

同じ幼稚園で、隣のクラスにいる『チーター』と、取り巻きに良くちょっかいを出されて、泣いていることも多々あります。

ただ、しんちゃんがそこに入って、チーターたちは「何だこいつ!」または「コイツ強い…」と自然に離れて行きます。

しんちゃんみたいな子がクラスに1人いると、先生は大変ですが、友達は心強いですね。

動物にも優しいところ

しんちゃんは、動物にも優しいです。

今まで、1番印象に残っているエピソードは、『かわいそうなスズメだゾ』というお話。

ケガをしたスズメを、拾って、献身的にお世話をするお話です。

スズメに名前を付けるのですが、その名前もクスッと笑えます。

また、しんちゃんはシロという、真っ白でフワフワな犬を飼っているのですが、しんちゃんに似ずに、とてもお利口です。

お利口がゆえに、しんちゃんに良いように使われてしまうんですけどね。

もちろん、シロはしんちゃんにとって、かけがえのない存在です。
『歌うケツだけ爆弾』と言う映画では、しんちゃんがどれだけシロを大切にしているかが分かります。

映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ 歌う ケツだけ爆弾!

切り替えが早いところ

怒られたり、注意されたり、失敗したりすると、私の場合、短くても1週間はクヨクヨしているので、あの切り替えの速さが羨ましいです。

しんちゃんがあんな感じなので、とにかく良く怒られています。

でも、怒られても引きずらないで、ケロっとしてるんですよね。

気の利いたことができる

『思い出のパース旅行だぞ』と言うエピソードで、その才能を発揮しています。

商店街の福引きで、オーストラリア旅行を当てたしんちゃんの家族と、単身赴任中のお父さんを尋ねた風間くん一家が、パースで会うのですが、風間くんは、お父さんと約束していたサッカーがなかなか出来ずに、寂しい思いをしています。

そこで、しんちゃんは2人でサッカーができるように、さり気なくお父さんを誘導するんです。
このさり気なさ、本当に凄い。

このお話が収録されているDVDをAmazonで見つけたので、こちらに貼っておきますね。

まとめ

私は、クレヨンしんちゃんは子供に見せるべきアニメだと思って、自分の子供と一緒に観ています。

各家庭で、子育ての方針が違うので、全ての人に当てはまるとは思いませんが、1度も見たことがないのに、頭ごなしに否定するのは、もったいないと思います。

ちなみに、冒頭で見せるべきか相談してきたママ友は、「しんちゃんのマネをしたら、もう見せないよ」という約束をして、見せているそうです。

「しんちゃんって、こんなに面白かったんだね」と彼女自身も楽しんでいるようでした。

しんちゃんのおすすめ映画について書いた記事や、レビュー記事もありますので、参考にしてみてくださいね。

しんちゃん映画まとめ(記事準備中)

アマゾンプライムの方は、しんちゃんの映画や、エピソードをたくさん見られるので、ぜひご活用ください!

 

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