南部鉄器フライパンは、その耐久性や熱伝導性、そして独特の風合いから多くの人々に愛されています。
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ただ、その美しい外観や機能性を長く保つためには、適切な手入れが欠かせません。
特に、初めて使うときは「シーズニング」をしておかないと、せっかくの南部鉄器のフライパンがすぐにダメになってしまいます!
この記事では、南部鉄器フライパンの手入れ法と長持ちの秘訣についてお話しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
南部鉄器フライパン手入れの基本「シーズニング」
南部鉄器のシーズニングは、鉄器の表面に保護膜を作る働きがあるので、長く使うための重要な工程です。
難しくないので、工程を確認しながら、やってみてくださいね。
水で南部鉄器フライパンを洗う
まず、鉄器を柔らかい布や、スポンジで、なでながら水で洗います。
洗った後は水気をしっかりとキッチンペーパーなどで拭き取ります。
ニトリで買える、繰り返し使えて、頑丈なペーパータオルだと、ケバケバがつかないので良いですよ!
この水洗いは、鉄肌に付着したホコリやヨゴレを完全に除去することが目的なので、あくまでも優しく洗いましょう。
あと、取り外し可能な部分は取り外して洗いましょうね。
南部鉄器のフライパンに油をぬる
鉄器を中火から弱火にかけ、鉄器全体を温めます。
温まったら、オリーブオイルやサラダ油などの植物油を鉄器の表面に塗り広げます。
布やペーパータオルを使って、側面や取り外し部分にも忘れずに油を塗っていきましょう。
油は厚塗りせず、薄く均一に塗ることがポイントです。
焼き付け作業
油を塗った鉄器を再び火にかけ、鍋肌に油をなじませていきます。
この過程で油が鉄器の表面に浸透し、保護膜を形成するので、少し面倒くさいですが、必ずやりましょう。
フライパンから煙が立ち登ってきたら、火を止めて冷ましましょう。
冷蔵庫で眠っている葉野菜を刻み、2~3分炒めて油をなじませる方法もあります。
我が家は、葉野菜をすぐに消費してしまうので、野菜を入れて油をなじませませんが、お好みで試してみてください。
最後に水洗い
焼き付けが終わったら、鉄器を再度水で洗います。
このとき、絶対に洗剤を使わないでください。
せっかく作ったコーティングが剥がれて、またやり直しになります!
水洗い後は、水気を完全に拭き取り、再度弱火にかけて水分を蒸発させましょう。
鉄器が完全に乾き、フライパンが冷めたらシーズニングの完了です。
南部鉄器フライパンを使ったら?日々のお手入れ方法
南部鉄器フライパンを使用した後は、使い終わった後にできるだけ早く洗浄することが大切です。
中性洗剤は使わずに、天然素材のたわしや、ササラなどを使って洗うようにしましょうね。
棕櫚(しゅろ)でできたたわし(ササラ)は、汚れが落ちやすいのに、鉄器を傷つけにくいので、いいですよ。
クレンザーやスチールたわしなどを使うと、南部鉄器のフライパンが傷んでしまうので、絶対に使わないでください。
また、料理を入れたまま放置すると、鉄器表面に使用後の残り香や汚れが付いて取れなくなるなど、悪影響を及ぼす恐れがあります。
においが残ってしまった場合は、無香料の洗剤を使うことをオススメします。
洗剤を使った場合は、シーズニングをやり直して、フライパンを再度コーティングしましょう。
南部鉄器のフライパンが焦げてしまった場合
南部鉄器のフライパンに付いた焦げは、たいていの場合、水を入れて沸騰させるとつるりと取れます。
どうしても取れない頑固な焦げ付きには、水1リットルに対して、大さじ2の重曹を入れた「重曹水」を、焦げのついたフライパンで沸騰させます。
その後、フライパンと中のお湯が、触れる温度になってから、たわしやササラでこすると、焦げが落ちているはずです。
力強くこすりすぎてしまうと、傷つける可能性があるので注意してくださいね。
こすって焦げを落とした場合、再度シーズニングをしておきましょう。
洗った後は即乾燥!乾燥後の手入れで一層長持ち
洗浄が終わったら、十分に水気を拭き取り、弱火にかけて、完全に乾燥させます。
特に内側に水滴が残ったまま放置すると、錆びの原因となりますので、乾燥は丁寧に行いましょう。
乾燥させたあとは、鉄器の表面にはキッチンペーパーなどで少量の油を塗るひと手間を加えてください。
鉄器の表面が保護され、錆びを防ぐ効果があります。
ただ塗れば言い訳ではありません!
たくさん塗ってしまうと、油が酸化して錆の原因になってしまいます。
なので、薄く均一に塗布することを心がけてくださいね。
定期的にシーズニングをして長く使おう
長く使っていると、フライパンに食材がくっついてきます。
「最近、フライパンに良くくっつくようになったな」と感じたら、シーズニングをし直しましょう。
定期的に行うことで南部鉄器の魅力を長く楽しむことができますよ。
まとめ
南部鉄器フライパンを長く使用するためには、適切な手入れが欠かせません。
特に、初めて使うときは、手間をかけてシーズニングをしてあげましょう。
また、日常的なケアも大切です。
水と天然素材のたわしやササラなどで洗った後は、しっかり乾燥させ、油を塗布することを心がけてくださいね。
また、洗剤はなるべく使用しないでください。
焦げ付きが酷くても、クレンザーなどの研磨剤を使ってしまうと、鉄鍋が傷つくのでやめましょう。
適切な手入れを行って、南部鉄器フライパンの魅力を長く楽しんでくださいね。
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